バラエティに限らず、ニュース番組でもテレビに字幕が出るようになって久しい。
NHKのニュースですら字幕が出る世の中なのだから、今更テレビの字幕に違和感を覚える人は殆どいないのかも知れない。
(若い人は字幕が出なかった時代すら想像できないだろう)
字幕が出る、そのこと自体は特に問題ではないのだ。
問題は、最近とみに字幕の漢字が「ひらかれている」ことだ。
ひらく、というのは、編集用語で、漢字をひらがなに直すことを言う。
雑誌では、ターゲットの読者層に合わせてひらがなを選択するのは問題ないと思う。
しかし、日本の国営放送局がむやみやたらにひらがなを多用し、漢字の認識率低下に拍車を掛けるのはいかがなものか?
NHKのニュースで、「真摯」→「真し」、「完璧」→「完ぺき」などという表記を見ると「あんたら国民馬鹿にしてんのん??」と言いたくなる。
理由は、常用漢字表にない漢字は字幕に使わない、という規定?が出来たらしく、それに則っているのだそうだが、そもそもそんなくだらない規定は作るべからず、である。
このままでは、若い世代の人たちの漢字離れはますます進むばかりだ。
ひらがな、カタカナ、漢字に加え、アルファベットまで解釈する、世界でも稀有な識字率を誇る日本国民。
しかし、このままでは一億総文盲化の道を辿るのではないか、という危惧を覚えるのである。
ちなみに「文盲」という言葉を使うだけで差別用語などといわれる世の中になったが、古来からの語彙を失わないことのほうが、そのようなくだらない議論をするより余程大切なことのように思える。
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